令和5年3/13日号【1965号】主なトピック

第55回ペストコントロールフォーラム 新型コロナを中心テーマに最新の知見を発信
 
1966(昭和41)年の第1回以来毎年実施されてきたものの、過去2年間はコロナ禍の影響で中止となっていた第55回ペストコントロールフォーラム(令和4年度ねずみ・衛生害虫駆除研究協議会=全国環境衛生・廃棄物関係課長会、一財・日本環境衛生センター、公社・日本ペストコントロール協会主催)が2910日の2日間、長野県長野市のホテルメトロポリタン長野で開催された。第55回の節目となった今大会には、全国から環境衛生行政の担当者、ペストコントロール業界関係者等が2日間で約650人集まり、衛生管理・害虫駆除・新型コロナウイルス感染症対策といった諸問題について様々な講演やシンポジウムが行われ、それぞれの立場から最新の知見が発信された(講演等の詳細は後日掲載予定)。

厚労省 墜落制止用器具2製品が規格不適合 
 
厚生労働省は224日、高所作業等の際に使用が義務付けられている墜落制止用器具(通称安全帯)の2022年度買取試験の結果、一部に規格で定める構造・性能・強度等の要件を満たしていない製品が確認されたとして、販売者に製品の回収を要請するとともに、購入者に使用を中止するよう注意喚起を行った。

労働契約・労働時間制度 契約期間上限を明記
 労働政策審議会労働条件分科会(写真左)は214日、無期転換ルール、雇用ルールの明確化、裁量労働制などの見直しを内容とする労働基準法施行規則等の改正案を概ね妥当とする答申をまとめた。

ファシリティマネジメントフォーラム2023 「FM進化論―DⅩ・SⅩ・そして未来へ―」をテーマに開催
 
(公社)日本ファシリティマネジメント協会(略称JFMA、山田匡通会長)は「FM進化論―DⅩ・SⅩ・そして未来へ―」をテーマに掲げ、『ファシリティマネジメントフォーラム2023』(第17回日本ファシリティマネジメント大会)として217日に米倉誠一郎・法政大学大学院教授による基調講演と5題の特別講演をライブで配信。220日から313日までの期間は調査研究部会報告、シンポジウム、企画・応募講演、その他各種プレゼンテーションをオンデマンドでウェブ配信し、大会開始前の216日には3年ぶりに第17回JFMA賞授賞式を開催した。

マンションイノベーションフォーラム2022 MⅤAグランプリは長谷工コミュニティ・加藤敬一氏
 
(一社)マンション管理業協会(高松茂理事長)は221日、東京都荒川区の日暮里サニーホールで「マンションイノベーションフォーラム2022」を開催した。フォーラムではマンションの価値向上に関する事例・提案を表彰する「マンション・バリューアップ・アワード(MVA2022」の公開最終審査プレゼンテーションを実施。審査委員会(委員長=齊藤広子・横浜市立大学教授)による審査の結果、グランプリには加藤敬一氏(㈱長谷工コミュニティ)の「ご近所見守り隊の設立~世代間の垣根を超えたマンション内コミュニティ~」が選ばれた。

2022年建築着工統計調査 着工床面積が再び減少 
 国土交通省は131日、2022年の建築着工統計調査報告をまとめた。全建築物の着工床面積は1億1947万㎡(前年比23%減)で、前年の増加から再び減少に転じた。建築主別では民間が1億1526万㎡(同14%減)、公共が420万㎡(同218%減)。民間は2年ぶり、公共は6年連続の減少。

火災安全へ改修ガイドライン 避難路を2カ所確保 退避区画設置は次善策に
 
国土交通省は先頃、「直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン」を作成した。直通階段が一つしかない建築物と、直通階段等の竪穴部分の防火・防煙区画が形成されていない建築物について、火災安全性を向上させるための改修方法を示している。

有効求人倍率が4年ぶりに上昇 非正規・女性の雇用増加
 
厚生労働省がまとめた一般職業紹介状況によると、2022年の平均有効求人倍率は128倍(前年比015㌽上昇)で4年ぶりに上昇。新規求人倍率は226倍(同024㌽上昇)と2年連続で上昇した。

喫煙環境実態調査 屋内全面禁煙は微減 
 厚生労働省は127日、2021年度の「喫煙環境に関する実態調査」の結果をまとめた。受動喫煙対策の強化などを内容とする改正健康増進法施行後(197月一部施行、204月全面施行)の喫煙環境を調査したもので、今回が3回目。調査時点は2112月末。

ロングライフビル推進協会 第32回BELCA賞 ロングライフ部門2件、ベストリフォーム部門8件が決定
 
(公社)ロングライフビル推進協会(略称BELCA、蓮輪賢治会長)は224日、第32回BELCA賞(三井所清典・選考委員会委員長)の表彰物件を発表した。同賞には、長年にわたり適切な維持保全を実施した建築物を表彰するロングライフ(LL)部門と優れた改修で価値を向上させた建築物を表彰するベストリフォーム(BR)部門があり、今回はLL部門2件、BR部門8件が選ばれた。これで表彰件数は、第1回(1991年度)から今回までの計32回で316件となった。表彰式は522日、東京都中央区日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで開催する(予定)。