創刊から

半世紀の時を超えて

建物維持管理の羅針盤として

 1969(昭和44)年11月に呱々の声を上げた『ビル新聞』は2019(令和元)年11月、 おかげさまで創刊50周年を迎えることができました。
 写真は、創刊第1号となった『東北ビル新聞』1969(昭和44)年11月10日号1面の紙面です。本紙の前身である『東北ビル新聞』は、杜の都・仙台の地で産声を上げ、創刊当時は題字下に記載されているように東北ビルメンテナンス協会内に発行所を置き、同協会の機関紙としてスタートを切りました。その後、1976(昭和51)年7月には『ビル新聞』と名を改め、文字通り全国紙の仲間入りを果たしました。
 ビルを中心とした建築物は今、かつてのスクラップ・アンド・ビルドの時代に別れを告げ、維持管理に努め少しでも長く使うことが求められています。特に近年では、建築物の高層化・多用途化・複雑化等に伴い、従来の清掃・警備・設備管理といった範疇を超え、建物の長寿命化や省エネ・省CО2を中心としたスマートビル化と呼ばれる高度な管理方法が業界の主流になりつつあります。
 しかしその一方で、業界は他の業種と同じく、人口減少に端を発した慢性的な人手不足に悩まされています。ロボットの利用、外国人労働者の活用など様々なことが試行錯誤されていますが、現状はどれも決め手に欠け、解決策を模索している状況です。
 このように建物維持管理業界は今、大きな岐路に立たされていると言えますが、本紙はそうした様々な課題を解決するヒントとなるものを提供する羅針盤のような存在でありたいと考えています。関係各位の皆様におかれましては、今後とも変わらぬ御指導御鞭撻を賜れれば幸甚です

株式会社 ビル新聞社
代表取締役社長 松林 善一