令和5年12/11・25日合併号【1983号】主なトピック

2022年度ビル・マンション管理会社売上高ランキング トップは不動の巨人・イオンディライト 売上高1000億円以上は上位8社
 
ビルやマンション等の建物管理業は労働集約型産業のため、今後の労働力不足や人件費の高騰に対し、IT化、機械化、自動化が課題となっており、それらの解決にどのように取り組むかで業界の勢力図は変わってくる。ここに掲載した建物管理業の売上高上位60社の2022年度決算は、おおむね売上を伸ばす結果となったが、売上上位ほど伸び率が高い傾向が見られた。その一方で5160位は売上を落とした企業が半数を占め、上位との差が開いた結果となった。

政府有識者会議 外国人材活用3年間の育成制度を創設 転籍可能な条件を緩和
 
技能実習制度と特定技能制度のあり方について検討してきた政府の有識者会議(座長=田中明彦・独立行政法人国際協力機構理事長)は1124日、技能実習制度に代わる新制度「育成就労制度(仮称)」の創設などを盛り込んだ最終報告書をまとめた。新制度は人手不足分野における人材確保と人材育成を目的とし、3年間の育成期間で特定技能1号の水準の人材育成を目指す。受入対象分野は特定技能の「特定産業分野」に限定し、分野ごとに受入人数の上限を設定する。特定技能制度は、適正化を図った上で存続させる。今後、政府内で調整の上、必要な法案を上程する方針だ。

2022年度衛生行政報告例 2年連続で登録営業所数が減少 半数超の管理項目が悪化
 
厚生労働省は1031日、建築物衛生法に基づく特定建築物・登録営業所の立入検査結果などを含む2022年度の「衛生行政報告例」の集計結果を公表した。登録営業所数は全ての登録業種で前年度より減少し、2年連続で減少となった。不適率は「設備」は改善傾向が見られたものの、「帳簿書類」と「その他の検査」は、ほとんどの業種が前年度より悪化している。

中小向け官公需契約 22年度は4・74兆円 契約目標比率は大きく下回る 役務は41%と低水準
 
中小企業庁は1025日、2022年度官公需契約の中小企業・小規模事業者向け契約実績をまとめた。

サービスロボット 安全運用の国際規格「ISO31101」が発行 深刻化する労働力不足解決の一助に
 日本が主導して開発したサービスロボットの安全運用マネジメントに関する国際規格「ISO31101」が11月10日に正式に発行された。

全国ビルメンテナンス協同組合連合会 第25回通常総会・全国大会 in 山形 新会長に澤田英治氏を選出 事業環境の改善に向け積極的に努力
 
全国ビルメンテナンス協同組合連合会(黒田美喜男会長)は1026日、山形県山形市のホテルメトロポリタン山形で「第25回通常総会・全国大会in山形」を開催。全国7ブロックの21組合から約180人が参加した。通常総会では、令和4年度事業報告並びに収支決算・監査報告と令和5年度事業計画・予算案等の7議案について審議し、原案通り承認・可決。任期満了に伴う役員の改選では、黒田美喜男会長に代わる新しい会長として澤田英治氏を選出した。

2023年上半期外国人状況 新規入国がコロナ前の約7割まで回復 在留人数は過去最高に
 出入国在留管理庁によると、23年上半期における外国人新規入国者数は1015万4249人(前年同期比2511・1%増)となり、新型コロナウイルス感染拡大前である19年上半期の678%の水準まで回復していることがわかった。

全国ビルメンテナンス協会 感染制御事業を公益化 新型コロナ以外も対象 講習を会員以外にも開放
 
(公社)全国ビルメンテナンス協会は1115日、東京都江東区の東京ビッグサイトで第54回定例理事会を開催し、諸規則・規程の改定などについて審議・決定した。

ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2023 コロナ禍が明け、盛況裏に閉幕コロナ禍が明け、盛況裏に閉幕 1万3000人超が来場
 
(公社)全国ビルメンテナンス協会と(一社)日本能率協会が主催する「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2023」が1115日~17日の3日間、「今こそともに、ビルメンテナンスの未来を照らす。」をテーマに東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。126社・団体がビルメンテナンスに関する最新の製品・技術・情報を241ブースで出展。3日間の延べ来場登録者数(併催の不動産ソリューションフェアとの合計)は1万3154人(前回比343%増)と1万人を超える盛況となった。

●第18回全国ビルクリーニング技能競技会 優勝は天谷泰久氏(近畿地区代表) テルウェル西日本が連覇を達成
 (公社)全国ビルメンテナンス協会は1116日、「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2023」の会場となった東京都江東区の東京ビッグサイトで「第18回全国ビルクリーニング技能競技会」を開催した。全国9地区での予選を勝ち抜いた18人のビルクリーニング技能士が日頃培った実力を競い合った。